現代日本人はそろそろ「米」を見直すべきなんじゃないか?

なので、私見としては普段はあまり意識されてない「食育」ですが、現状を維持することの重要性はあるなと思うのですよ。

食育の重要さがよくわかる「ジェイミーのスクールディナー」 - スナザメ日記


 私が思うに、これまで日本で食育だなんて問題にされなかったのは、日本は「米」主食の食文化であったからだと思う。食育が問題になり始めたのは、大人に限らず、子供までが肥満や高血圧などの生活習慣病に罹ってくる割合が増えてきたからであろう。


 イギリス・アメリカでの食生活問題は結構ポピュラーな問題でたびたび映画にもなっている(「ジェイミーのスクールディナー」や「スーパーサイズミー」)。これら欧米諸国の食事はパン食が中心で、そのパンに合うおかずと言えば、やはり大部分は肉になってしまう。また、野菜の良い調理方法があまりなく、結果、サラダが野菜料理のメインとなってしまう訳だが、生の野菜は食べにくく量もとりにくい。しかも、ドレッシングの油付きときたもんである。またパン自体も脂質が高いものが多く、お腹いっぱいにするにはそれなりの量を食べなくてはならない。このようにパン食を中心にするとどうしても

  • 高カロリー・高脂質
  • 野菜不足
  • 腹持ちが悪く食べ過ぎる

などが起こり、肥満や高血圧などの生活習慣病になってしまいやすくなってしまう。

そこで「米」を主食にするとどうか?

 まず、おかずが高カロリーになりづらいと思う。米に合うおかずは魚・野菜を中心にたくさんある(焼きもの・煮物など)。最悪、肉メインのおかずになったとしても腹持ちがよく、米自体に脂質が少ないためたくさん食べたとしてもそんなに問題にはならないと思う。
 しかし、調理に時間がかかるのも確かにあると思う。そこでこのような本などにのっている常備菜などをそなえておいて、あとは気分や調理にかけれる時間に応じておかずを作ればよいと思う。


「最近食生活が乱れてきたなあ」と感じている人は、「米」を意識して食べるようにしてはいかがだろうか。

粗食のすすめ (新潮文庫)

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