ポメラをGNOMEに頼らずにマウントする試み〜全滅編〜

私のポメラをマウントさせたいと思っているノートPCはだいぶスペックが悪い。なので軽いと評判のfluxboxというWM(ウィンドウマネージャ)を使用している。GNOMEだとusb経由のデバイスは大体マウントしてくれる。しかし、他のWMは、自動的にマウントしてくれない(認識はしてくれる)ので自分で設定してマウントしなければならない。そこで今回はポメラを自分でマウントする方法を模索してみた。試した環境は

OS Ubuntu8.10
WM fluxbox
ポメラのバージョン 1.10

です。
結果から言うと(ほとんど)大 失 敗でした。

とりあえず試したことを挙げていきます。

1.gnome-volume-managerを利用する

GNOME使わないとか言っておきながら、いきなりGNOMEの機能を使ってるというツッコミは無しで。
Ubuntu 8.04 Hardyに超軽量WMのFluxboxをインストールして設定しました by ひねもすLinuxの記事の参考にして、fluxboxが起動した時に、このgnome-volume-managerを起動してポメラを繋いだら自動的にマウントするという予想のもとで試してみました。gnome-volume-managerは自動でマウントしてくれる便利なデーモンさんを起動するコマンドの様です。
で、このgnome-volume-managerを利用しようとしたのですが、fluxboxが立ち上がった後、psコマンドでgnome-volume-managerプロセスを調べてみるとプロセスが立ち上がっていません。「おっかしーな」と思い手動で実行してみたら、「そんなコマンドありません」と。んなアホなと思い、瞬間的な反応で

sudo apt-get install gnome-volume-manager

でインストール。しかし実際にインストールされたのはgnome-volume-managerーghtumというコマンド。実行したらエラー終了。一体なにがおこっているんだ状態。ちなみにgnomeではしっかりgnome-volume-managerコマンドが存在していました。こういう奇異な現象はモルダーとスカリーに任せてあきらめるに限ります。
ってことで失敗その1。

2.pmountコマンドを使う

次は自動でダメなら手動でマウントしようと、pmountというコマンドを使ってポメラのマウントを試みました。これは繋いだら認識してくれる類のデバイスをマウントをしやすくしたコマンドだそうです。そこで

pmount /dev/sdb1

と実行してみました。(この/dev/sbd1は、私の環境ではポメラ内のフラッシュメモリです。ちなみにSDカードは/dev/sdc1と認識していました。)しかし、

Error: device /dev/sdb1 is not removable

と怒られてしまいました。どうやらリムーバブルディスクとして認識しくれていないようです。これではpmountはダメですね(適切な設定をすればマウントできるかもしれないが)。おとなしく普通のmountコマンドを試してみたい思います。

3.普通にmountコマンドを使う

てな訳でおなじみのmountコマンドで試すことに。

mount /dev/sdb1 /mnt

としてやってみると…エラーは返ってこない。一応成功したようです。マウント先を見てみるとディレクトリ名がちゃっかり「pomera」になっていたり。肝心の中身のファイルもきちんと確認できました。
と、ここで安堵した訳して、外すために

umount /mnt/pomera

としたら

アンマウントできない。mtabに書いてないし。

(このエラーログは取り忘れてしまったので、意訳で。怖いから再現させたくないし・・・)
という地獄の底にひっぱれる気分にさせられるエラーが。おいおい。mtabにマウント情報が載ってないってことは正確にはマウントに失敗したってことだろうか。あきらめずに/proc/mountsを調べるも情報無し。退路を絶たれファイル破損の危機という最悪のシナリオが一瞬頭をよぎりました。しかしこのままでは埒が開かないので意を決してそのまま抜きました。とりあえずファイル破損は避けれました。


 長くなってしまったのでまとめてみます。GNOME以外のWMでポメラ

  • 自動マウントの試み
    • gnome-volume-managerがGNOME以外で利用できない。なので自動マウントは他のツールを使うか、素直にGNOMEを利用する。
  • 手動マウントの試み
    • pmountコマンドはポメラをリムーバブルメディアとして認識せずマウントしてくれない。
    • mountコマンドでマウントはできるが、アンマウントはできない。(mtabファイルに手動でポメラのマウント情報を記入すればアンマウントできるかもしれない。

 そんなこんなでfluxbox(GNOME以外でのWM)でのポメラマウント作戦は失敗に上がり、GNOME様の力を借りてマウントするという道しかなくなってしまいました。しかし。これは敗北ではありません。戦略的撤退であります!!

 戯言は置いておいて、GNOMEが裏でどのような処理をしているのかがわかれば自動マウントの道が開けると思います。