UbuntuでDS-10とかSX-150のシンセ音をオシロスコープ測定してみた。

DS-10や学研のSX-150で出力する矩形波やらノコギリ波とかをフィルターとかに通すとどんな形になるのかなあ、と最近思っていた。しかしDS-10で波形表示はしてくれないので、最初はオシロスコープを買うしかないのかとあきらめかけていた(ニコニコ動画に投稿されているのような波形表示は敷居が高そうで…)。で、今日ふとLinuxで使えるオシロスコープとかないのかと探し見てみたところ、ありました。探せばあるもんですね。Linuxでのオシロスコープは「xoscope」というソフトでした。

xocscopeの設定は私の場合は特に必要なく使えました。ただし最初はX軸の時間幅が大きすぎるので、そこだけ値を変えました。これは上部タブの「scope」から「Slower Time Base」を何回かクリックすれば調整できました。私の場合5ms/divくらいがちょうどよく表示されました。

DS-10でノコギリ波や矩形波はすごく綺麗に表示されました。しかしこの波を表示するのにCut Offを最大にしたりと結構DS-10側での調整も手間どったり…しかしこんな感じでいじっていてフィルターの処理が一気に興味深くなりました。後で色々いじってみるつもり。



DS-10で出力したノコギリ波


DS-10で出力した矩形波

ちなみに学研のSX-150のノコギリ波はこんな感じでした。



SX-150でのノコギリ波

DS-10の方が波形が出ているようです。作りの違いでしょうか。

このSX-150は最初、矩形波も出せると思いこんでいましたが実際観測してみてノコギリ波しか出せないことにやっと気づいたり。

このxoscopeの短所は、マイク入力が全てxoscopeに奪われてしまうので、今どのような音が出ているのか確認できないところだと思います。JACKサーバに対応していれば音も出せると思うのですが。今の所は音なしで我慢するしかないようです。

余談ですが、このxoscopeを探す途中に、スペクトラムアナライザなども試してみたりしました。スペクトラムアナライザについては良く知らないのですが。まあ、とりあえずJaaaとFreqtweak(起動には共にJACKサーバが必要)がリアルタイムで音声解析してくれて使いやすいのではと感じた。
Jaaaはシンプルに解析表示のみで、Freqtweakはピッチやらディレイやらをいじれたりするので簡易エフェクターっぽくも使えるんじゃないかと。


DS-10の音声の解析をJaaaで表示


DS-10の音声の解析をFreqTweakで表示,音色操作

そんなこんなで外部で作ったり、拾ったりした音を加工したり、観察したり、解析したりするのは楽しいなと思ったしだいでした。あと、PC内部でのデジタル信号処理とかもちょっと興味沸いてきた!!でも挫折ポイントが多そうで本格的に学ぶのはちょっとなあと逃げ腰状態でもある木枯らしがふき始めた秋の夜。