UNIXの歴史とか思想とかの本
スラッシュドットでUNIX 40 歳おめでとう! という記事がありました。たった40歳!!ここ数年前にUNIXに出会った私にはびっくりのニュースでした。そこで40年前、UNIXはどのように生まれたのか気になったので本を探してみました。
UNIXの1/4世紀 (Ascii books)- OSやコンパイラ、プログラミング言語などのコンピュータの一通りの知識がないと読み通すのは難しい。
- コンピュータ自体の歴史とプログラミング言語の歴史を知っていると、なお読みやすい。
- 登場人物や略語が多くでてきて、純粋に読みずらくなっている。
- UNIX系のコマンドがどのような背景から作りだされたのかという所はおもしろい。
- 副読本としてlife with UNIXが読みやすいらしい。
UNIXの思想的なことを教えてくれる本はUNIXという考え方―その設計思想と哲学がおすすめ。題名のとおりUNIXがどのような意図と持って作られているかが書いてある。実はこの本は、UNIXに触る前に読みました。それでも「あ〜、UNIXってこんななのか」というぐらいはわかるので、UNIXに興味があるが触ったことがないという人にもオススメできます。
UNIXのソースに興味がでてきたら,Lions’ Commentary on UNIX (Ascii books) , オペレーティングシステム 第3版の二つがソース付きで解説されている。Lions'sの方は今ではあまり使われていないC言語でかかれているので、読むのに少し苦労すると思う。オペレーティングシステムの方はMINIXというOSの最低限の機能を実装したシステムなので、いきなりLinuxなどのソースを読むより楽に学習できる。しかしやっぱりこの二つの本は内容が重いため、もっと簡単な本がないか探しているところでです。
また、@ITの自分戦略研究所で連載している「IT業界の冒険者たち」が、コンピュータの歴史の有名人物について解説している。ここにもUNIXに関係のある人が解説されている。もともとは、本によって売られていた文が転載されているようなので、読みやすく、まとまっていてわかりやすいです。バックナンバーのインデックスページが見つからなかったので、UNIXの神様 − @IT自分戦略研究所のリンクを貼っておきます。